第3章 ♪授業参観♪
それから15分ほど経って...
ガラッ
「はーい号令!」
剛太がチャイムと同時に入ってくる。
「起立、礼!」
百合の号令と共に席を立つ生徒達。
「着席!」
(百合の奴、ハキハキしていて聞きやすいな......。)
憲吾が感心をしていると......
「あ、百合!お前、昨日生徒会役員の集まり
忘れて来なかっただろ!?」←
「荒木先生、今それ言うんですか?(笑)
こんな大勢の前で!」
「「「(笑笑笑笑)」」」
教室全体が笑いに包まれた。
(褒めたと思ったからこれかよ......(汗))
「百合、生徒会長のくせに
生徒会の集まりすっぽかしたのかよ(笑)」
「お前のサボり癖が移ったんじゃね?(笑)」←
「徹平さん、うるさい!」
「(笑笑)今日は江戸幕府からやるぞー!」
「「「はーい!」」」
「じゃあ教科書21ページ開いてー!」
授業を始める剛太。
「百合の担任って意外と若い先公なんだな......。」
(恋愛とかに発展しねぇよな!?どっかの先公みたいに!)←
「なんか、俺と似てる......。」←
剛太をまじまじと見る和真と徹平。
「「じぃぃ......」」
「クスクスクス...(微笑)」
「クスクスクス...(微笑)」
(おいおい、余計注目されるから止めてくれよ......
てか笑われてるし......(汗))
憲吾は顔を若干赤らめる。
「「じぃぃ......」」
「江戸幕府を設立した人は......」
(何か凄い視線を感じんだけど......(汗))
黒板に向いてるとはいえ、
さすがの剛太も和真と徹平の視線が気になるらしい......。
「「じぃぃ......」」←いつまで見てるの?(笑)
「......(苦笑)」
(さすがの俺もやりづらいんだけど(泣))
(何か荒木先生、いつもと違う?珍しく緊張気味......。
親とかいっぱい来てるからかな?..."ハッ"それとも!
お兄ちゃんと和真君が怖いのかな......。)←不良だしね
百合はふと思うのだった(笑)