第3章 ♪授業参観♪
憲吾Side
「ここが百合ちゃんのクラスかぁ~」
「あ!この掲示板の写真百合じゃね?」
「ホントだ!遠足とかのやつ?」
周りはほとんど母親で、稀に父親もいるが
俺らのような若い連中はほとんどいなく
やや視線を受けていた。
......ほとんどこいつらのせいだが。←
「はぁ......。」
「憲吾、ため息なんかついてると幸せ逃げるぞ(笑)」
「......。」
(てめぇらのせいだよ(怒))
「ねぇ、早く入りましょうよ!」
「そうだな!憲吾、行こうぜ!」
(こいつらは単純に百合に
会いたいだけだろうが......(怒))←
苛立ちを覚えながら憲吾達は教室に入る。
(頼むから、大人しくしていてくr..「やっほー百合!」
...言ってる傍からこいつ......(汗))←
ただでさえ目立っている俺らは
九条のせいで余計注目を浴びる羽目になった。
「おい九条......
恥ずかしいからやめろ......(汗)」
さすがの俺もここは止めに入る。
だってこれ以上目立ちたくねぇし......
もちろん声を掛けられた百合はこっちを向いた。
「あ!百合ちゃん気づいた!」
「そりゃあ気づくだろ......。」
「何で和真君と徹平兄ちゃんがいるのっ!?」
百合は驚いた表情でこっちを見る。当然だが......
「「ついてきたの。」」←
しれっと言う九条と徹平に、口を大きく開けたまま
百合は固まっていた。
そしてしばらく固まった後、
百合は顔を真っ赤にし前を向いた。
「うぅ......」
(めっちゃ恥ずかしそ......(汗))
「ありゃ、百合ちゃん向こう向いちゃった......。」
「なんでだろ?」←
こいつら......(怒)
「おめぇらのせいだろうが......(怒)」
マジで連れてくるんじゃなかった......。