第2章 ♪楽しい日常生活♪
「傷、痛くないですか?」
「うん、大丈夫だよ。ありがとう......ぇっと...
君の名前は?」
「三船百合です!」
「百合ちゃんか...可愛い名前だね!」
テレッ
「いえ!ありがとうございます!」
百合は少し頬を赤くする。
「......ねぇ君...百合をあんまり......
口説かないでくれる?(黒笑)」←
和真が大地を少し睨みながら言う。
「今回ばかりは九条に同意だな......。
鈴木......もし百合に変な事をしたらどうなるか、
解ってる、よな......?(睨)」←
憲吾は声を普段よりも低くし、ドスの利いた声で
大地に言う。
ゾワァ...
「ベ、別に口説いてなんかいませんよッ!?
それに俺は、母ちゃん一筋なんで
そんなやましい気持ちなんてありませんッ!」
大地が必死そうに言う。
「ふん、どうだか......ムスッ」
和真はどことなく信用していないようだ......。
「本当ですってばぁ......(泣)」
「ちょっと2人共!大地君苛めないでよ!」
ビクッ
「苛めてないけど......。」
「大地君はもう私の友達なの!友達を苛めたら、
和真君でも嫌いになっちゃうから!」
「え゛!?...嫌いに、なっちゃうの......?」←
「うん!」←
ズーン...
「......(泣)」
和真は相当なショックを受けた......。
(友達になる展開はえぇな......(汗))
「小林......。」
ビクッ...
「は、はい!」
「鈴木を保健室まで連れて行ってやれ......。」
「ぁ、はい!」
小林と呼ばれた生徒が少し怯えながら大地をおぶる。
「わりぃな小林......。」
「大丈夫だよ、鈴木君!...ぇっと...じゃあ僕達は
この辺で失礼します.....」
大地と小林は部室を後にした。
「大地君、大丈夫かな......。」
「......(泣)」←
「...高2にもなって泣いてんじゃねぇよ、九条...。」
「だってぇ...(泣)」←
和真はまだ落ち込んでいた。