第7章 恋人となったはじめての朝
何話そうか?
やっぱりまだ緊張して話もできない。
部活のこと?
うーん
もっと違うことだよね。
赤司「さっきから黙ってるみたいだが、緊張してるのか?」
麗香「えっ、そそそ。んなことないもん。」
赤司「そんなことあるだろ。」
麗香「なんか。どうしたらいいか、わかんないもんなんだね。征くん。」
赤司「なら。こっち向け。麗香。」
麗香「えっ、うん。」
そっと頬に触れる。
赤司「正直俺もどうしたら分かんない。けど自然体でいいんじゃないか。俺たちは恋愛をはじめてするのだから。」
麗香「うん。さすが征くん。」
はっとした麗香。
麗香「ねぇ、征くん。みんなに言わないとね。」
赤司「そうだな。あいつらが狙わないように。」
麗香「?」
仲良く向かいました