第3章 ナニコレ?
ナミ
(そして、火拳のエースの公開処刑が決定して……
ルフィはひとりでインペルダウン、海軍本部へ行ったのよね……
お兄さんを助けるために…
でも、お兄さんは……
ルフィを守るために……
命を落とした……)
目を閉じれば、ココヤシ村での悲惨な出来事が思い出される……
ナミ
(ベルメールも私を守るために……)
ナミはルフィの気持ちが痛いほど分かっていた……
ふと、目を開けるとルフィは、海の上に浮かぶ炎のトンネルを進んでいた。
ナミ
「ルフィ‼︎‼︎ちょっとどこ行くのよ⁉︎ルフィぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ‼︎‼︎」
ナミの声は虚しく響き、炎のトンネルは姿を消した
ナミ
「ルフィ……どこ行っちゃたのよ……」
静かな海にナミの声が響いた。