第4章 二口堅治 プール掃除
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(とりあえず人気のない陽向に移動したはいいけど…)
「ホントごめんな?色々…」
「いやいやいや!!二口のせいじゃないし気にしないでよ!!」
「てかお前どうすんの?着替え持ってきてる?」
「うっ…も、持ってない」
「じゃあ乾くまで俺等このままか…」
「あっ、ごめん!!返すから二口帰りなよ!」
「いや、それお前本末転倒だろ…」
なにより自分がそのまま返したくない
「てか俺結構汗かいてたんだけどシャツ臭くない?」
「うん?大丈夫…二口の匂いする」
(そんなこと言われるとさー期待しちゃうじゃん俺)
はぁ、と溜息を吐いた二口を心配そうに見つめる彼女
(無意識ってこえーな)
「なぁお前さー…」
「なーにー?」
「好きなヤツいんの?」
中高生にありがちな会話
ある意味フラグな発言をぶちかました二口は内心後悔していた
(あ゛ークソ…これ絶対感づかれるわ)
「二口は好きな人いるの?」
「質問を質問で返すな」
「…私のおっぱい揉んだくせに」
「ばっ、ちょっ、お前なぁ」
「茂庭センパイとか鎌先センパイに言っちゃおっかなー?」
「ごめん言うから!!それだけは許して!!」
「いるの?好きな人」
「…いる」
「…どんなコ?」