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レッテル 2

第6章 挨拶参り


「秋本…いるんだろ?」

顔に血がへばりついた高嶋がゆっくりと中へ入ってくる。

「あんた……なんで――。」

西村と藤崎は目を見開いた。
なぜ、ここに高嶋がいるのかと。

「おぅ、その赤髪が秋本か?」

高嶋がチラリと教師を見た。

「………はい。」

小さく頷く教師。
高嶋が更に不気味に笑った。

「何しに来たんスか…。」

西村が小さく尋ねる。

「あ?喧嘩のご挨拶。…どけッ、邪魔。」

バコッ――

「ッ――」

横から殴られる西村の頭。
それだけでもかなりの威力がある。

「いきなり―――」

「邪魔したらテメーも殺すゾ?」

藤崎に降りおろされる眼光
それはあまりにも鋭く、反発する余地もない。

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