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レッテル 2

第5章 悪魔の微笑み



すると、一台のバイクが校門の所に止まっていた。

ヴォンヴォンヴォン――

そのバイクは何故か吹かしている。
それが合図なのか、その後ろに止まっていくバイク達。
気付けばそこにはバイクの群れが出来ていた。

嫌な予感がした。
いや、もう嫌な予感しかしない。

「なんだアレ。」

クラスの誰かが言った。
皆が窓の外を見る。

中に入ってくるバイク達。
どんどん近づいてくる。
先頭は黒髪の男。
見覚えの、いや忘れもしないあの顔。

「高嶋……。」

小さく呟いた。

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