• テキストサイズ

レッテル 2

第22章 ダメ男


ダンダンダン―――


「あーけーてー、ハルちゃん開けて。おねがーい。」

「ダメだ、テメェはずっとそこにいろ。」

「……さっさと開けろ、ハゲッ!!」

「ハゲじゃねぇッ!!スキンヘッドだ!!」

ドアの向こうから聞こえてくる暴言。
しだいに小さくなる声。

「だから皆…童貞なんだよ。……あーヤダヤダ。これ何プレイっていうんだろ?放置プレイ?なんだか―――」

「テメェは静かにしてろッ!!」

「気持ちわりぃんだよッ!!」

「……皆がいじめるよー。」

その言葉を最後に、無視をきめこむ皆。

「だいたい、予想はつく。何でこうなったか……とか。」

三善無視の方向で話は進んでいく。

「携帯でAV見よっと。」

「ちゃんが――。」

無視。

「わースゴいなぁ…。」

「俺等が首突っ込んで良いことかどうか―――。」

また無視。

「興奮するなー。」

「とりあえず、勇人。何でこうなったか教えて。」

またまた無視。
三善の声はことごとく無視された。


/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp