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レッテル 2

第14章 喧嘩の渦


今、あたし達は冷戦状態だ。


電車に乗ったが、彼と距離を置いた。
あたしは藤崎先輩と座っている。
彼との間には清治君が座った。

なるべく彼の方へ目を向けず、先輩と話した。
時々先輩は彼を見ていたが、あたしは見ないようにした。

けれど、自身に突き刺さる視線。

彼があたしを見ていたような気がした。





電車を降りても、彼との距離は変わらない。
路地を藤崎先輩と並んで歩いた。
後ろを彼と先輩達が歩いていたが、やっぱりその間には清治君がいた。



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