• テキストサイズ

レッテル 2

第8章 チョメチョメ泥棒



「ない……ない……なぁあい!!」

日曜日の夕方。
住宅街に響くあたしの声。

「どうした!?」

誠也君が二階のベランダから顔を出す。

「どうしたん?」

勇人君やちょうど来ていた先輩達も何事かと出てきた。

「無いの……。」

庭から小さく吐き出す言葉。

「何が?」

皆が首を傾げている。
大きな声では言えないけれど、勇気を出して言った。







「干していた下着が無いの……。」




/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp