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レッテル 2

第6章 挨拶参り



「なんだありゃあ?」

ある程度走った所で誰かが呟いた。
遠くの方がやけに明るい。
よくみればバイクの光に見える。
それはどんどん近づいてくる。

「邪魔なんだよテメェ等!!」

嶋中さん達"特攻隊"が前に出てくる

キイィィイイ―――

耳障りなブレーキ音が響いた。

「極使天馬の縄張りと知っててやってんのかッ!?ぁあッ!?」

聞こえてくる嶋中さんの声。

ゴガッ――

殴る音。

「知ってるに決まってんだろ。俺も"元"極使天馬の幹部だったんだからよ。」

バイクの光に照らされる黒のスエット。
金の龍。

「高嶋ァ……。」

それを睨む誠也君。

「秋本ォ…潰してやるよ。」

悪魔がそこにいた。



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