第1章 幼馴染み。
麦わらさんたちとも別れ、
ふぅとためいきをつき、
ふりかえった。
するとめのまえにローがいた。
「っ!?ろ、…トラファルガーさん、
近くないですか?」
「なんで顔を隠してる。
はずせ。」
待って、私怪しいやつと思われてる!?
「すいません。それはできないです。」
するとなぜか黙って考えるような格好をした。
なに考えてんだろ?
「あの、さっきはありがとうございました。
優しい人ですね。…ボソッ昔から」
「ん?」
聞こえてないか…
聞こえてたらいいのに
ていうか気づけばいいのに
まぁ、無理もないか…
十年も前の話だもん。
「それじゃあ…、トラファルガーさんも、いつかまた会いましょう。」
「待て。」
背を向けようとしたけど、
それはローの手によって制された。