第4章 クリーミー系男子
彼目線
「あーあ、寝ちゃったや。」
自分でいったにも関わらず寂しくなった僕はそっと彼女の隣に転がった。
「ふふ、」
小さく笑みを溢すと僕は彼女の頭を撫でて体同士がぴったりくっつくように距離を縮めた。
「んん…」
ぎゅっと小さく丸まった彼女の手がシャツにクシャっと跡をつけた。
僕は堪らなく抱きしめたくなってぎゅうっと抱きしめた。
彼女は一瞬苦しそうな顔をしたけどすぐに安らかな顔になった。
いつも恥ずかしくなって甘えられない僕の唯一の甘える時
間。
それは君が寝てる時だけ。
少しでいいから甘えさせて...?