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[R18] 黒執事 (裏短編)

第7章 これが恋。[ドルイット]





「また、美味しい紅茶があったら







駒鳥に淹れてあげるよ。」







彼女は肘掛けを背もたれに座り
脚をソファに置く。





私が
ソファに置かれた脚を
そっと撫でながら
腰かけると、
彼女はビクッとしてから
その手を握った。








『…が、いいです…///』








顔を真っ赤にして
目をそらす彼女に
気が狂いそうになる。







私はこのとき、
絶対に彼女を手離さないと
決めた。







「……







あぁ、いとおしい…//」







握られた手を逆に掴んで
強引に、優しくキスをした。







『ふんんっ…///』







彼女の吐息に
理性が崩壊しそうになったが、
彼女の脚のことを思うと
無理させられなくて
今朝はここまでで我慢した。






**







私はどうしてしまったの。







あの女好きで有名な
ドルイット子爵に
名前を呼んでほしいなんて…







けど、
昨日のキスや、
今朝のキスに愛以外のことを
感じられなかった…







彼なら、信じても
大丈夫なのかな…//







それより、私は
あのリアンが
私をやすやすと
諦めてくれるはずがないと考えて
怖くなっていた。







いつ、ここがバレて
連れ戻されるか分からない。







市警にでも通報されたら
ドルイット子爵はまた逮捕されて
私もまたあの場所へ
帰らなきゃいけなくなる。







それだけは
何とか避けたかった。







**







「今帰ったよ!!








私の姫…」







チュッと髪にキスをして







今日仕事であったことを
話してくれる。







確か、カリー対決の
審査員…だったかな…;;







「おぉ、そうだ、







そんなことより、
君の脚を治すための薬を







貰ってきたんだ。」








話に夢中になっていると、
そう言って
カバンの中からゴソゴソと
物を出してくる。







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