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[R18] 黒執事 (裏短編)

第5章 変貌 [劉]







『……劉くん…なの…?』









と、問いかける。









婚約者だった男にも
同じことを聞いた。








名前まで同じだったから
信じてしまったけど、









今考えたら、
必要な情報は全て
自分から言っていた気がする。








彼は男達を
全員倒したあと









「やっと、思い出した?♪」









と笑顔で
こちらを振り返った。








私はコクコクと
頷く。








「まったく、酷いよねぇ、









婚約者間違えるなんて♪









ま、そういう
ドジなところも可愛くて
好きだけどね?」








恥ずかしげもなく
そんなことを言う彼に
驚きを隠せないけど、








彼の優しくて守ってくれるところは
昔と全然変わってなかった。








「はぁー、









それにしても、焦ったよ~









花束渡したときに
気づいてもらえると
思ってたんだけどなぁ…」









困ったような顔をする劉くん。









『あ、ご、ごめんなさい…//









でも、劉くんも変わりすぎだよ。』









手を差しのべてくれる劉くんの
手を握って立ち上がる。








どこかの
路地裏のようだった。








私たちは
今まで知らなかった
お互いのことを沢山話ながら
家へ帰った。








**









「あの男と、









どこまでヤったの…??」









帰ったとたん
ベッドに押し倒されて








ガラリと雰囲気を
変える劉くん。








『へっ!?!?///









えっ…と、何も…シてな…ぃ…/////』









嘘をつくのが苦手な私は
すぐに嘘だとバレてしまう。








「へぇ~、









僕に嘘…ついちゃうんだ?」









ガシッと腕を一つに
束ねられ
頭の上に固定される。








『っ!!!!/////』









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