第3章 一緒
リヴァイの後を追って着いたのはとある建物の一室だった
リヴァイは軽くノックをすると、入るぞっと一言言い、そのまま中に入って行ってしまった
なんなんだいったい……
一人取り残された私は、とりあえずリヴァイを待つことにした
それにしてもここは何処なんだろう?
リヴァイと同じ服を纏った人達が、世話しなく目の前を行き交っている
ある者は書類のような物を、ある者は足に見たことのない装置のような物を付けている
背中には皆同じ、羽を模したようなマークが付けられている
リヴァイの背にあったものと同じだ
やはり何かの団体、組織なのだろうと考える
そう人間観察をしてると、扉が開いた音がした
「入れ」
リヴァイが短く伝えると、直ぐに彼は中に引っ込んでしまった
偉そうなやつ……
心の中で彼に悪態を付くと、私は扉の中に入った