第5章 お仕事
「そう、訓練!その訓練を経て、各々憲兵団、駐屯兵団、調査兵団に配属されるんだ」
「それを経ないと、なれないんですか?」
ハンジはうーんっと唸り、頭をかく
なれるなら、私も調査兵団に入りたい
色々良くしてくれた彼等に、少しでも恩返ししたい
「あ、じゃあさ、立体起動装置使ってみる?」
ハンジは思い付いたように言うと、善は急げってね!と一言付け加え、立ち上がり部屋を後にした
立体起動装置……
どうやって使うのか分からなかったが、それをクリアすれば調査兵団に入れるかもしれない
私は淡い期待を胸に、ハンジの後を追った