第4章 新しい生活
暇だーーー
自室に帰ってから、どのくらいたっただろう
窓の外はすっかり日が落ちて、暗くなっていた
ごろごろっと、ベットの中を右に左に移動する
リヴァイさん、もう部屋に戻ってるかな?
行ってみようか……
いや、また居なかったらどうしよう……
うーんっと唸った
なにもしないで居ると、不思議とリヴァイの顔がちらつく
おかしい
そりゃ、最初に出会った人間とはいえ、どうしてこうも気になるのか……
考えてみるが、答えは出なかった
「おい、居るか?」
コンコンっとノックされ、扉越しに尋ねられる
「……はい?」
ガチャっと、扉を開けるとそこには疲れた顔をしたリヴァイが立っていた
「夕方頃、俺を訪ねてきたとエレンから聞いたが?」
わざわざ来てくれたのか
嬉しい半面、余計な手間をかけさせてしまったと反省した
「あ、用と言うか、今日は部屋の掃除を手伝ってもらったので、何か私も手伝えることはないかと思いまして……」
ほう……とリヴァイが言う
暇だったからという、理由は言わないでおくことにした
「今日はもう遅い……明日買い物の後に手伝ってもらおう」
予想外の返答にびっくりした
てっきり、余計なお世話だくらい言われるかと思ったが……
「は、はい!わかりました」
私の返事だけ聞くと、リヴァイは部屋から去った
明日は買い物とリヴァイの手伝いだ
ちょっぴり、わくわくしながらベットに横になり、そのまま眠りについた