第3章 一緒
「よし、わかった。リヴァイ……」
私の不安を察したのだろう、エルヴィンがリヴァイを呼んだ
「彼女の面倒を見てやってくれ」
はぁ?とリヴァイが悪態をついた
訳がわからない、なんで俺が……とでも言いたげだったが、真っ直ぐにエルヴィンに見つめられ、何かを察したようだ
「……わかった」
リヴァイは短く返事をすると、私には目もくれず扉を出ていった
置いていかれる
そう思い、私もリヴァイの後に続こうとした
「何かあったら、また何時でもここに来てくれ、話を聞こう」
後ろからエルヴィンに言われると、私は彼に軽く会釈をしてから、リヴァイの後を追った