第3章 Days to be past
「……………見つけた」
俺はそう呟いた。
ゆっくりと近づいた。
でも…
「来るな!!!」
鋭い拒絶の言葉が聞こえた。
「辛いんすよね………。独りは嫌、そう言ってたのは君っすよね…?」
「な、な、んで、私の思ってること、わかって………」
「大丈夫、怯えなくていいっす。独りだけじゃない、だから………
抱え込まないで。泣いたっていいんす。」
「!!?」
君のこと知らなくたって…これから心の支えになってあげることは出来るっすよね?
だから………
「泣いてもいい。」
俺は彼女を抱き締めた。