• テキストサイズ

嵐さんの告白

第5章 松本潤の場合。







「あれ?どうしたの。」


 目の前にはさっき消えたはずの松本くん。




「いや、さん連れて行くの忘れてたと思って、戻ってきた。」

 
 いやいや、一人でいけるわ、休憩くらい。お婆ちゃんじゃあるまいし。



「それより何、今の発言。超ウケるんですけど。」 と、笑う松本くんの、怒るツボも笑うツボも、全然わからない。




「いや、さっきまで仕事で頭一杯だったのに、休憩になった途端、お腹がなったから。」

「ああ、それで空くもんは空く、ね。」

「うん、私も人間だったってことで。」

「確かに、さんのこと、ターミネーターか何かだと思ってる人多いんじゃん?それより、人間認定記念に早く昼めし行こう。」

 

 て、そんな記念いらんわ!もっとこう、「頑張ってる君が、素敵だよ。」とか「人間?僕にとってはたった一人の哺乳類だよ。」とか・・・あれ、これは別にトキメかないな。まあとにかく、なんかもっとかける言葉あるよね!?




 ・・・いけない、最近仕事のしすぎでラブがなくて、ハマりだした携帯恋愛ゲームの王子様たちにやられてる。

 

 こういう時、ゲームの中じゃ少しは恋愛フラグ立つのに。私なんてゲームの中じゃ、毎日モテモテなんだぞ!

 って心の中で松本くんに叫ぶあたりが、虚しくてしょうがない。




 
/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp