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嵐さんの告白

第4章 二宮和也の場合。








 昔の「ねーちゃん、ねーちゃん」と呼ぶ可愛いカズを思い出して、ふふっと一人で笑ってしまった。





「なあに見てんの。」




 私の笑い声に反応して、カズが私の肩にアゴを乗せ作文を除きこむ。



「うっわ、なにそれ。そんなの持ってきたの?」

「え?カズが持ってきたんじゃないの?」

「や、そんなのがあることすら知らなかった。」

「…ふふ、お母さんだね、」

「あの人何がしたいの。」

「あはは、カズが可愛くて仕方ないんだよ。」






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