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嵐さんの告白

第1章 大野智の場合。








それからよく時間があればうちのお店に顔を出すようになった彼。

いつの間にかオーナーとも意気投合していて、裏のアトリエで1人の時間を過ごすこともあった。




「大野くん、」

「…………」




「2時間後に呼びに来て」そう言われてアトリエに来た。

ノックをしても返事はなく、そっと扉を開けると。真剣に画板に顔を近づけ、繊細に手を動かす彼がいた。



「………」



また、だ。





初めて見るその横顔に後悔した。見なければよかった、またこの気持ちが膨らんでいく。





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