• テキストサイズ

嵐さんの告白

第1章 大野智の場合。









「あ、助かった!
これ無いと明日の予定丸潰れだったの」

「明日、お休み?」

「ん、1日中こもる家に」

「ふふふ、楽しそう」



一瞬彼が言葉の流れを止める。



「…も一緒にいる?」

「え?」

「明日」



いえ、そこもなんですけど、そこではなくて…今、私のこと、名前で呼んでくれました?



「何、そんな驚いた顔して」

「あ、いや、今聞き間違えかと…」

「え?なに、言ってんの」

「…な、まえ」

「…え?ああ、?」

「…は、い」




彼の顔が見れない。嫌だ、大野くんが普通にする行動一つ一つが私にとっては大きすぎて、ドキドキが大きすぎて、パンクしそうになる。



 



/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp