第10章 一緒に帰ろう 《黒バス 氷室》
氷室は息が切れていて、いかにも走ってきた と言う感じだ。
星楽「それは、こっちの台詞っ!?」
すると、いきなり氷室が私に抱き着いてきた。
星楽「っちょ!!何してっ」
氷室「…ゴメン、あと少しだけで良いから。」
そう言われ、私は何も言い返す事ができなかった。
そして、しばらくすると氷室が離れ…
氷室「…あのさ、俺、嘘なんて付いてないから。…本気で、星楽の事が
好きだから。」
…なんで…
星楽「じ、じゃあ何で金髪の女の人とキスなんかっ!!」
氷室「あれは、俺のバスケの師匠 アレックスだよ。彼女はその…キス魔で」
…………は?
星楽「…え、嘘。」
氷室「本当。だから、俺は星楽の事 遊びなんかじゃ無いよ。」
じゃあ、私は勝手に勘違いして___?
氷室「…で?星楽の返事は?」
そんなの、決まってんじゃん。
星楽「好きだ、馬鹿!!」
氷室「…本当に素直じゃ無いね。まぁ、そんなところも可愛いけど。」
こうやって、私たちはまたケンカすると思う。
けど、またこうやって仲直りして…
星楽「帰ろっか…」
氷室「“一緒に”…ね?」
《END》