第10章 一緒に帰ろう 《黒バス 氷室》
星楽「ぁぁぁああああ!!氷室!!私、いっつも朝食は
洋食派って言ってんでしょ!!」
氷室「俺は和食派だよ。第一、和食の方が健康的だろ?
作り分けるのも時間かかるし、Calorieだって和食の方が低いし…」
星楽「無駄に“カロリー”の発音良いな!!…じゃなくて、
それはつまり私に痩せろって言ってるのかぁぁああ!!??」
……………これが、朝起きたら すぐの会話。
私、美月星楽と氷室辰也はアパートに同居している。
同居してるって言っても、付き合ってるワケじゃない。
ただ、同じ高校で、同じ東京の大学に合格して、上京したときに
2人で住んだ方が家賃が浮く、との氷室の発言で同居する事が決まった。
…ただ、私と氷室は 何派とか、好みが全く違う。
性格だってそうだ。
だから、こうやって毎回ケンカばっかりしている。
よく、お隣りさんとか大家さんにも注意されるんだけど 最近は諦められた
のか、あんまり注意されていない。
そんな生活も3ヶ月…まあ、なんとなく馴れてきた。
ある意味、正反対の私達みたいの方がバランスがいいのだろう。