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短編集 ~とにかく好きなもの詰め込みました~

第9章  猫かぶり時々ツンデレ  《イナGO 狩屋》



星楽「な、冗談だろ?」


狩屋「本気だけど?」


…………いやいやいやいや!!ありえないから!!



星楽「だっ、だって私、すっごい性格変だし、捻くれてるってゆーか

それに狩屋くんだって、私の事嫌いだったんじゃ…」


狩屋「…は?いつ、誰がそんなこと言ったんだよ。まあ、最初は確かに

変な奴だとは思ったけど、逆に素直って言うか、本心とかぶつけて来たから

か、可愛いなって思ったんだよ!」


どうしよう。幸せすぎて、何も言えない……。


狩屋「…で?美月さんは?俺の事…どう思ってんの?」


そう言った狩屋くんは、ニヤニヤしながら階段を降りて来て、私の顔に

近づいて、なんだか私の気持ちなんて分かってるってカンジだった。


だから、私は悔しかったから、


星楽「好き」


と言って狩屋くんにキスをした。


すると、狩屋くんもびっくりした顔で私を見てから

真っ赤になった。


狩屋「な、イキナリすぎんだろ!」

星楽「あはは、なんかムカついたからね。」


そう言うと、狩屋くんはため息をつき、


狩屋「はぁ…なんでこんな奴、好きになったんだろ」


と言った。


前なら傷付いてたけど、今はそんなの全然平気で


星楽「私は狩屋くんの全部が好きだけどね。」


と言うとまた顔を赤くして


狩屋「本っ当、訳わかんねぇ…」


とつぶやいていた。


…本当、そうやって赤くなるとこも、猫かぶりなとこも、ツンデレなとこも

腹黒いとことかも、全部好きなんだよね…



明日から、君はどんな顔を見せてくれるのかな?






《END》



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