第8章 幸せな時を君と…《HUNTER×HUNTER フェイタン》
午前0時。ついに仕事の時間だ。
あー、なんていうんだろ
ワクワクとハラハラな気分が混ざったカンジがする。
今日の仕事は旅団全員がする。
皆、久しぶりの仕事だから張りきってるみたい。
私は…シズク、シャルナーク、フェイタン、フィンクスと入場口Bで
警備員や警察の相手をしてから美術館内に入る。
もちろん、静かに素早くね。
そして…今は美術館の入場口Bの近くで待機しているところだ。
よし、団長からの合図が来た。
私達は一斉に入場口Bへ向かい、静かに警備員を黙らせる。
私は殺し、というよりも格闘技系が得意なので
殺しはせずに、気絶させた。
皆は殺しちゃったっぽいけど…
そして、団長達と美術館内で合流した。
その間も、ずっとフェイタンのそばにいた。
だから、不安とかもあんまり感じなかった。
だけど、問題はその後だ。
美術館ではとにかくお金になりそうな物を盗み、
引き上げようとしたとき…どの出口にも、警備員や警察が山の様にいた。
こんな奴ら、たいしたことない___そう思っていたが
運悪く、私は右手を撃たれた。
あ、やばい。
恐れていた事が、起きる気がする____。