第1章 大好きでした 《黒バス 青峰》
そして、ついに卒業の日____
卒業式はあっという間で、いろんな思い出に涙を流す人も多かった。
そして__
桃井「星楽!」
星楽「さつき!うわっ!」
さつきはおもいっきり抱き着いてきた。
さつきはもう涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
さつき「ほ、んとにっ、もう、ヒック、会えないの?」
星楽「しばらくは…ね。でも、ずっと会えないんじゃないからさっ」
私は笑顔で言った。
涙をこらえているから、上手く笑えていないかも知れない。
さつき「うん!そ、だよね!」
さつきは今までで一番綺麗な笑顔だった。
青峰「星楽」
星楽「大…‥…輝。」
桃井「私っ、他の友達のところに行ってくるね!」
星楽「あっ、うん…。」
こうして、私と大輝は校門の前で2人きりになった。
青峰「高校の名前、マジで教えてくれねーんだな。」
星楽「だって、教えたら毎日来るんでしょ?」
青峰「あれは冗談だろ」
そういって大輝は少し笑った。
青峰「けど…俺、絶対お前を見つけるからっ!」
っ!………その言葉だけで充分だ。
だから、今日は少しだけっ…
星楽「その言葉っ忘れないでよッ!」
青峰「当たり前だろ」
星楽「さつきとも仲良くしろよ!」
青峰「それはどうだろーな?」
こうやって、大輝と話すのも___最後。
これ以上、一緒にいると涙が溢れてしまう。
青峰「それに、俺っ、星楽のこと…『大輝ッ!。』ッんだよっ!」
星楽「バイバイ」
頬に一筋の涙がつたった。
ねえ、大輝。
大好きでした。
《END》