第6章 悪戯好きの君 《黒バス 黄瀬》
オマケ
~星楽side~
今日も私は黄瀬からアピールされている。
それに対して私は冗談っぽく返している。そのたびに黄瀬の反応は面白い。
だから私は彼に悪戯する。
部活中、また彼は私に向かって手を振ってきた。
内心、可愛いと思ってもそれを顔にださず、少し笑って手を振り返す。
あ、黄瀬の顔が赤くなった。
その反応を見て、また私は満足する。すると、黒子が私に話しかけてきた。
黒子「星楽さんは、黄瀬君の事をどう思っているんですか?」
星楽「え?なんで?」
黒子「えっと…黄瀬君が一方的に星楽さんの事を好きでいるようで
正直、見ててかわいそうになります。」
かわいそう、か……
星楽「本当はね、もうとっくに惚れてるよ?」
黒子「え?」
星楽「でも、私さ黄瀬が頑張って私にアピールしてくる姿が
好きなんだよね?」
そう言うと黒子は呆れたようにため息をつき、
黒子「全く、黄瀬君も黄瀬君ですが、貴方も貴方で相当惚れてるんですね。」
と、言った。
だから私は
星楽「まあね。」
と、言って得意の悪戯っぽい表情で笑った。
私は、悪戯が好きだ。
だけど仕掛けるのは黄瀬、あなただけみたい。
《オマケEND》