第3章 読めない 《HUNTER×HUNTER キルア》
俺は、ハンター試験を暇つぶしとして受けていた。
最難関と言われてたからだ。
そんな時ゴン達と出会った。
ゴンは変わっていて、面白い奴だなと思っていた。
そして、星楽とも出会った。
星楽は凄く顔が整ってて、フランス人形のような顔立ちをしている。
それでいて、いつも貼り付けたような笑みを浮かべていた。
コイツは多分、そうとう強い…。
星楽は試験中、余裕そうにヘラヘラしていた。
そしてヒソカが第一次試験の説明中、偽試験官をトランプで刺したときに
偶然か必然なのかわからないが、星楽にもトランプが飛んできた。
すると、星楽は右手の人差し指と中指だけで止めやがった。
しかもあの、貼り付けたような笑みを崩さないままで…。
正直、俺は星楽をゴン達みたいに良く思えなかった。
むしろ警戒していた。
けれど 第二次試験後、俺は飛行船内で2人の男を殺した。
星楽はそれを見ていたんだ。
俺は、ゴン達にこの事を伝えるのか内心焦っていた。
しかし星楽は
星楽「大丈夫、安心して。私はこの事をゴン達に伝えるつもりは無いし
怖がったりもしないから。君の気持ちもわからなくは無い。」
と言った。
驚いた。そして思わず、
キルア「俺の気持ちわかるって、どういう意味だよ。」
と聞いた。
すると…
星楽「君は暗殺一家に生まれ、普通の行き方をしていなかっただろう。
だからこそ、友達が欲しかった。だが、殺しをすると誰もが怖がるから
やめたかったんじゃないのか?」
と言う。
図星だ。
俺は、ゴンと普通の友達になりたかった。
そして、俺が黙っていると、
星楽「私も、小さい頃に親のいいなりで、殺しばかりしていたんだ。
うちの親は流星街出身で、賞金首もかけられていた。
いわゆる犯罪者なんだ。だから、私には1人で生きていけるように
殺しや、盗み、など様々なことを教えられてきたんだ。」
星楽は自分の事について話し始めた。
そして、少し俺と似ていると思った。