第1章 大好きでした 《黒バス 青峰》
私、美月 星楽は、あの帝光中 キセキの世代
青峰大輝と桃井さつきの幼なじみだ。
中学3年生の私達は、そろそろ進路について考える時期だが、私には
もっと大きい悩みがある。
....幼なじみについてだ。
大輝は変わってしまったのだ。
あの、純粋にバスケが好きだった大輝ではなくて、
今は、何かに失望したかのように、光を失っていた。
あんなに大好きだった部活だってサボッてばかりだ。
私はずっと前から大輝が好きだったのに.....。
こんな大輝なんてみてられない。
でも、私には何もできない。
桃井「星楽!さっきから何ボーッとしてるの!?ほらっ早く帰ろ!」
星楽「うわっ!なんだよビックリするじゃん、さつき!ちょっと考えごとしてただけだよ。」
桃井「もう!女の子なんだから、もっと“きゃあっ"っとか言えないの?」
星楽「そういうのは、さつきしか似合わないってー」
桃井「星楽はキレイなのにもったいない~!」
星楽「それ、もう聞き飽きた。」
こんな風に、さつきとはいつも一緒にいる。
さつきはキレイでかわいくて、私の自慢の幼なじみだ。
青峰「さつき~、星楽~!早く帰るぞ~。」
星楽「だ、大輝....」
そう、大輝とも、いつも一緒にいる。
大輝は変わってしまったけれど、こうして一緒にいられることは嬉しい。
でも、だからこそ気づいてしまったんだ。
大輝が、さつきを好きなんだ..って
だってさつきといるとき、いつも喧嘩とかして、楽しそうにしてる。
私といるときなんかは、あんまり目も合わせてくれないから...。
私がさつきになんて、かなうわけない....。
それに私は、2人とも大好きだから
私は、この恋を諦める……………。