第11章 初キス記念日 《ハイキュー 日向》
坊主の先輩が大きな声で叫んだせいか、バレー部の皆さんが
集まっていた。
すると、菅原さんの横から黒髪のがっちりした人が来て
「日向の彼女さんだよね?そこじゃなんだから、体育館で待ちなよ。」
と言った。
菅原さんが“大地”と呼んだので、その人は大地さんと言うらしい。
私は、大地さんのお言葉に甘えて 体育館で待つことにした。
すると、いろんな人が集まっていて
少し小さめのツンツンした頭の人と、あの坊主の先輩が
「日向に先越されたー!!」
「翔陽が彼女持ちとはー!!」
などと言いながら叫んでいて、菅原さんや大地さんが“気にしないでね”と
言われた。
すると、確か4組の月島君が
月島「君もあの馬鹿が彼氏だと大変デショ?」
と、少し嘲笑うように言った。
大地さんが
澤村「コラッ、日向の彼女さんだぞ!彼氏を馬鹿呼ばわりしちゃダメだろ!」
と、フォローしてくれたが、まあ…確かに日向君はちょっと頭が弱いので、
傷つきはしなかった。
やめた方が良い、とは言わなかったので、たぶん日向君の事を悪くは
思っていないのだと思う。