第11章 妖怪妖かし物語/切原赤也 3/26更新
妖怪を押し倒し、跨がる
見下ろして見ていると、真っ白い肌が、桜色に染まっている
なんともいえず、色っぽい
胸に唇を寄せ、舌を這わせていくと
「んは……」
甘い声を出しながら、腰を動かしているじゃん
「何?触って欲しいのかよ」
「触りたいのは、赤也じゃろ?」
薄く開いた瞳が、挑戦的
確かに、さわりたい
どんな風になっているのか、興味深々
内股から、撫で上げて指を這わせていくと
そこは、蜜で溢れかえっているじゃん
「感じてる?」
「赤也もだろ?ピクピクしとる……くくっ…そろそろ、いただくとするか……」
うん?
どういう意味だよ
いとも簡単にくるりと体制を入れ替えてくる
えっ?
俺、下になってんじゃん
「愉しめよ、赤也……」
妖しく光る瞳
「うっ……」
彼女の舌が、柔らかく滑っていくのが、なんともいえず気持ちいい
背中が、ぞわぞわするし足の指先まで痺れちまう
「ハァ……ハァ……やべ……」
頭を固定して、腰が自然と動いちまう