第7章 ひとつになろうぜ/向日岳人 3/21更新
いつもより、ちょっと濃厚なキスを交わしているとの呼吸が乱れてくる
少し、目を開けを見ると、頬をピンク色に染め上げてるし
俺、止まんないかも
ゆっくりと身体を横にしていくと
不安そうに、俺を見上げている
その瞳は、涙で滲んでいる
「んと、俺とするのイヤか?」
「ううん……そんなコトないんだけど」
「ないんだけど?」
「ちょっと……だけ……こわい……」
小さな声で、答えるの可愛らしさに、俺の心はクラクラしてくるんだけど
気持ちが高まって、ぎゅっと抱きしめる
「やさしく……してね……」
「勿論だぜ!俺、頑張る!」
「くすっ…」
いつもの調子で明るく元気よく答えたら、笑ってくれた
少しは、緊張をほぐせたかな?
「ありがとう。がっくんは、優しいよね」
って言いながら、俺の背中に腕を回して、きゅっとされると、一気に余裕がなくなる
どうすればいい、俺?
『やさしく抱いてやらんと、アカンよ?』
侑士の声が聞こえた
うぜぇな、侑士