第7章 ひとつになろうぜ/向日岳人 3/21更新
んで、今に至る
因みに、今いるのは跡部が所有する別荘
「……」
「………」
お互いに無言
俺、緊張してるし
手汗、ヤバいし
はというと、俯いたまま微動だにしない
ここは、まず会話をして
「あ、あのさ……!」
「えっ!?」
びくんと身体を跳ねらせ、慌てて俺の顔を見つめる
なんか、びびってる?
「あっ、いや……その、さ‥の、のど……そう!喉、渇かねえ?」
「あっ……そうだね……うん…渇いたよね?
私、持ってくる……!」
「あっ、俺が……!」
立ち上がろうとベッドに手をかけたの手を思わず、重ねてしまった
「んと……」
重ねた手に視線をおくの耳は、真っ赤に染まっていて
ソレを見た俺も連れて赤くなっていくし
胸が、ドキドキしてきて
どうしたらいいんだよ
「がっくん……手……」
遠慮がちに言うもんだから、余計にドキドキするし
上目遣いに、俺を見るから
「……」
肩に手を添えただけで、震えてるし
俺、自分を抑えつけること出来ない
薄目になりながら、顔を近づけていくと
静かに閉じられるまぶた
くちびるが、軽くあいていて……
とりあえず……
キス……していいんだよな?