第1章 魅せられて/仁王雅治
大きく反り返った雅治自身にふれると
ビクンっと反応する
直に触れたくなり、チャックを下ろしてしまう私
ピンとした先は、濡れていて
なぜだか分からないけど
愛おしく思えてしまった
自分から、口に含む
私の髪を掻きあげる雅治の指が、気持ち良くて……
何度となく口を上下させていく
「ふっ…うっ…」
雅治から漏れる声
色っぽい……
その声を聴くと
私もまた、キュンと絞まる感覚
「うっ…イきそうじゃ…」
勢いよくくちびるを離す
雅治の顔を見上げながら
「さっきの仕返し……だよ」
「ほぅ…。じゃあ、2人でイくか……」
「うん…」
初めて雅治を受け入れる
付き合っている時には
何もなかったのに……
今更…?
そう考えたのも 束の間
雅治に抱かれて
何も考えられなくなる
私…やっぱり……
雅治のこと…好きかも…
*オマケに続くなり*