第1章 魅せられて/仁王雅治
耳から、首すじを
舐めたり、吸ったり
いつの間にか、ブラジャーが外され、胸を揉まれているし
あまりの気持ち良さに
頭が働かなくなってきそう……
「!?」
すっ
下着の中に指が!
「くっくっ…濡れてるぞ?」
言わないで~
恥ずかしさのあまり、涙がでそう
「我慢は、身体に毒だぞ?」
私の一番敏感なところを指でこすり始める
「ふっ…ン……」
声が、漏れるよ
「…」
仁王独特の甘い声で
名前を呼ばれると
子宮の奥がキュンとしてくる
「まずは……一本」
ズブズブと私の中に侵入してくる
「ふっ…あっ…」
「二本…」
何かを探すように動きまわる
イヤらしい音が鳴り響ていく
これ以上されたら
「に…仁王……」
「こんな時は…名前を呼ぶもんぜよ……」
「まさ…はる……」
子宮の奥が、またキュンとする
気持ち良くて
名前を呼んだせいで
更に子宮の奥がキュンキュンする……
……イきそう
「まさはる…だめ…!イきそう……」
すっ
指を抜く雅治
えっ…?イく寸前だったのに……
振り返り、雅治の顔を見る
目を細め妖艶に微笑む雅治
見たことのない顔に、胸が疼いていく私
「……」
くちびるが重なる。
優しく、時に激しくキスを交わしていくと…
何も考えられない…
ただ…
雅治のキスに
愛撫に
応えていくだけ…
あなたが 欲しい……