第1章 魅せられて/仁王雅治
*オマケ*
ことが終わり、雅治の腕の中
「ねぇ……1つ。聞いてもいい?」
「ん~?なんだ?」
優しく私の頭を撫でている雅治
「音楽室でいつも……ヤッてるの?」
「あぁ。ここ……防音室だからな」
ふーん。
そうなんだ
「まっ、今日はわざとじゃがな」
「?」
「今日は、が準備室に居るのを知っていて…女を抱いていたがな……」
?
意味が……
よく分からないんだけど?
「お前、赤点とったろ?」
う”っ
何で知ってるんだ?
「斎藤にお願いしたんじゃよ。を赤点にして、準備室にいるようにな。」
ニンマリ笑い、ウィンクを決める仁王。
はあ!?
「くっくっ……」
愉しげに笑う。
「何で?」
「わかるじゃろ……」
真顔で私の唇にふれる。
「抱きたかったから……(本当に惚れてる女は、なかなか抱けん。離れて初めて分かるもんだったとはな)」
目を細め私を見つめる雅治に
魅せられてしまう……
Fin