第5章 お仕置き/幸村&仁王 3/19更新
いかつい顔した、真田がもじもじと身体をくねらせちょるんじゃが……
「ピヨッ」じゃよ
よう、見てみんしゃい
真田の顔、真っ赤じゃ
参謀なんか、口をあんぐりと開けっ放し
しかも、開眼しとる
「まったくさ、自分で脱げないなんて、老人だね」
静かに怒りだす幸村
「仁王……ヤってあげなよ」
冗談じゃなか
「俺は、男の下着を下げる趣味はないぜよ」
「俺もないけどね。しょうがないな。じゃあ、赤也でいいかな?」
笑いを堪えて、身体を丸めていた赤也の背中が、突然ピンっ!とのびる
「ぅえっ!?俺っすか?」
ありゃまあ
赤也の目ん玉が落ちそうな勢いじゃ
「うん。よろしく、頼むよ。老人介護は、若者の務めだよ」
赤也の肩に軽く手を置き、爽やかな笑顔で、圧力をかける幸村
可哀相にのぅ
顔は、青ざめ、全身汗まみれになってるぜよ
「副部長……自分で脱いで下さいよぅ……」
今にも、泣き出しそうな赤也に対して、真田は……最早、乙女と化しているんじゃけど
内股でもじもじ、クネクネ……
笑いを通り超して、気持ち悪いぜよ