第4章 戦国絵巻/跡部景吾 3/18更新
「はぁー」
一口、呑んだだけでもの様子が、途端に変わっていく
瞳は、潤みを帯び
頬は、桜色に染まっていく
心臓が、いつもよりも早く鼓動を打ち始め
口から、息が洩れだす
妙に艶めかしいな
そんなの様子を見ているだけで
股間が疼きだしてくる
「景吾様……?」
黙ったまま、自分を見つめる景吾に声をかけると、だんだんと景吾の顔が近づいてくる
そうっと、瞳を閉じると柔らかいくちびるが触れる
考えたくはないが、もしかしたらこれが、景吾に愛される最後になるかも……
そう考えてしまうと、途端に胸が切なくなり
求め始めてしまう
いつもであれば、自らの舌を絡ませるようなコトは、しないのであるが、酔いも手伝い大胆になってしまう
私って、はしたない女だわ
そう、心で思うが身体は、正直に求めていってしまう
景吾もまた、何時もと違うの行動に一瞬、びっくりするものの
求められて、嫌なわけじゃない
舌を何度なく絡ませ、応えていく
「ん……ん……」
控えめに喘ぎ声が洩れ始めてくる