第40章 ハッピーハロウィン/仁王雅治
「あんまり…絞めるな‥…」
「ハァ……ハア」
意識が、下半身に向いているせいで
雅治の声が、遠くから聞こえてくる感じがしてくるんだけど
繋いだ手のぬくもりが、私に安心感を与えてくれる
「んん……好き…だよ」
前から好きだったんだよ
いつも見ていた
「ソレは…ハア……反則じゃて(気分が
盛り上がっている時に言われたら、キツイじゃろ)」
さっきとは比べようがないくらいの快感の波が、私に訪れくる
「ふあっ…!」
雅治の背中にしがみつく
そうしないと、身体が宙に浮いちゃいそう
「や…!だめ…!!」
「ハァ……お、俺も…ヤバいぜよ」
雅治の動きに合わせるかのように
何ともいえない快感に支配されていく
まるでキラキラとした無重力の世界にいるかのような感覚
身体がどんどん熱くなり、軽くなっていくみたい
「好いとうよ」
雅治の声だけがはっきりと聞こえて
私はキラキラの世界に溶けこんでしまう
*プピーナ、オマケ付きじゃよ*