第40章 ハッピーハロウィン/仁王雅治
幸せに酔いしれていたんだけど……
あのですね
私の太ももに当たるモノが…
グイグイと当たるから
当たるたびにお腹の奥が、キュンと締まりだすんですけど
目を閉じていると想像しちゃいそうになるから、ゆっくりと目をあけると
「!?」
今までに見たことのない顔をした仁王くん
頬が、ううん。
顔全体に熱が一気に集まる
惚けたような、恍惚としたような笑顔で
私の顔を見てたの!?
「な、なに?」
恥ずかしくて視線を避けるように顔を横にすると
「の感じてる顔……可愛いのう。
もっと見せてくれ」
もう!
囁かないで
仁王くんに囁かれると
それだけで溢れてきちゃうよ
これ以上、囁かれたら私がどうにかなっちゃいそう
「んー」
くちびるを突き出してキスのおねだり
「可愛いおねだりじゃね」
チュッとリップ音をたてながら、キスを交わしていく
んはあ
気持ち良い
マッサージをされてるみたいな心地よさ
全身の力が抜けていく
仁王くんってエッチ上手なんだあ
「ンハっ…ん…はぁん……」
自分の声じゃないくらい甘い声が洩れてしまう
「ん…?…ふわっ……!?」
手が、仁王くんの手が……
私の太ももを撫でつつ、大事な中心部に