第40章 ハッピーハロウィン/仁王雅治
「ふはっ……」
ようやく、キスから解放されたと思ったら
「アン……だめ……」
暖かい舌が、耳の後ろをなぞってくる
気持ち良くて、足に力が入らないよ
ガクガクし始めた足に何とか力を込めようとするんだけど
「、好いとうよ」
甘い仁王くんの声に腰から力が一気に抜けて座り込んじゃった
「おい……大丈夫か?」
クスクスと笑う仁王くん
そんな可愛い笑顔されたら
胸が苦しくなってきちゃう
座り込んだ私を仁王くんは、膝の上に乗せて
「love or like?」
選択肢、ないよね?
「どっちじゃ?」
「ふあっ……」
くびすじにくちびるが、ゆっくりと這ってくる
ずらされた服をさらにずらし、ブラジャーを口で持ち上げ、両手で胸を揉み上げていく仁王くん
「答えてくれ……」
甘く響く仁王くんの声に
私の答えは決まってるよ
「love……」
「良い子じゃ。ご褒美をやらんとなあ」
「ん…ん……」
くびすじに軽い痛みがはしる
でも、それは嬉しい痛み
柔らかい仁王くんの髪の毛が、私の肌をくすぐっていく
そのまま、横にゆっくりと倒され
私の身体の上に仁王くんが重なる
仁王くんの身体の重みを感じて
初めて、彼に抱かれている事を実感するなんて
幸せかも