第37章 揺れるおっぱい/丸井ブン太
人気のない岩場にを連れていくと
「はぁ~」
盛大なため息がでちまった
幸村くんのお仕置きがイヤでため息が出たわけじゃない
(まあ、多少は……あるけど)
ちょっとに呆れてるだけ
コイツは何もわかってねーし
「お前さあ……」
「?」
クビを傾げてオレを見るっていうことはだな
コイツ……やっぱわかってねーな
「ん? なに?」
「あんま……見せんなよ」
「なにを?」
「おっぱいだよ!!」
「ぷっ……やだぁ~……ブン太ったら」
無邪気にけらけらと笑いだしやがって
「見せてないよ? ちゃんと水着きてたじゃない」
「おまえさぁー……わかってねーな」
まあ、コイツがこういう性格ってわかってるけどさ
「ビキニ姿でビーチバレーなんかしたらダメだろ?」
「ん? なんで? ビーチバレーはビキニじゃないとダメって仁王くんが言ってたよ?」
「ビーチバレーのユニフォームはビキニでしょ?」
疑う事を知らないその笑顔に
やべー
超かわいいじゃん
と、一瞬思ったけど
頭をふって追い出す
ったく!
仁王のヤツ!!
変な事をに吹き込むなよ