第37章 揺れるおっぱい/丸井ブン太
「うっ……た、たまらんっ!」
たまらんじゃねーよ!
真田のヤツ
キモいんだよ!
オレの彼女相手に欲情すんなよぃ!
股間を押さえ、顔からは大量の汗が吹き出してるし
「ふざけんなよ!」
これ以上、彼女を見せ物になんかしたくねーよ!!
コートからさっさとを連れ出してやる
勿論、そんな事をしたら幸村くんの怒りを買うことになっちまうけどよ
幸村くんのお仕置きならオレがいくらでも受けてやるよ!
ラリー中のコートにズカズカと入っていき
無言のままの手首を掴みコートを出ようとすると
「え? ちょっと……? ブン太っ」
突然の事でワケが分からないは抵抗しようと足に力を込めやがって
「いーから! さっさと来いよ」
「だって……まだ試合……」
「いーんだよ! ジャッカルが替わりに入るからよ」
「俺かよっ!!」
強引にコートから出され戸惑うを無視しながら歩いていく
ちらっと幸村くんに視線をやると
いつもと変わらない笑顔
やべー
絶対に怒っているよな……
「(ふーん。こうなると思ったけどね)」