第28章 可愛い彼女/仁王雅治 4/18更新
「俺の言葉を、信じてもらえないとは……まーくん、泣いちゃうぜよ」
「ンもうっ!わかったから離れてよ!」
照れてるも可愛い
離したくないんじゃが
「じゃあ、チュウしてくれ」
くちびるを突き出す
ほんのちょっと突き出せば、重なる近距離
照れているのまごつく態度に愛おしさが募っていくのが分かる
「ンー」
「じゃあ、目ぇ瞑ってよ?」
「ん……」
ちゅっ
触れるだけの軽いキス
それだけじゃ物足りないじゃろ
の腰を抱き、俺からくちびるを合わせていく
「んん……」
微かに洩れる吐息に
ヤバい
下半身が、疼き始めよった
腰から背中へと手を這わせ、舌を絡ませる熱いキス
「ん…ん……ちょっ……」
俺の背中をタップして、止めてくれアピールをしているんじゃろうけど
それは、逆効果じゃ
余計に煽られる
しかし、ここは玄関
こんな所でがっつくほど、俺もガキじゃないしな
一旦、くちびるを離すと惚けたような顔の
すっかりとその気になっとる
「……腹へったなり」
「あ!今、準備するから……!?」
慌てて、俺から離れようとするの腕を引っ張り、背中から抱きしめる
柔らかくて抱き心地が良いんじゃよ