第27章 成仏しようか/幸村精市 4/16更新
外見はだけど、中身は別人。
その証拠に、いつもと違う反応。
一生懸命、俺の舌の動きについてくる。
試しに、胸に触れてみると身体を震わせ
「ふっ……ん……」
恥じらうような、甘い声。
「俺の上に、またがって……」
「……はい」
素直に応じる。
うん。可愛いなぁ。
これが、彼女であるだったら、素直には、応じない。
まっ、それを従わせるのが、好きだから良いんだけどね。
彼女の髪に片方の手を入れ、頭を固定する。
耳や、うなじにキスを落としていくと、更に甘い声……
別人を抱いていると思うと、俺自身が興奮してくる。
「……なんか……当たり……ます」
「ん? お腹の辺りにかい?」
コクリと頷く。
「触ってごらん……」
の手を、俺自身に導く。
「……かたい………」
潤んだ瞳で、俺を見つめながら、手は形を確かめるように動かす。
「うっ……」
あまりの気持ち良さに、声が漏れる。
「見ても……良いですか?」
恥じらいながらも、大胆な言葉。
「ふふ。いいよ……」