第26章 エロ紳士/柳生比呂士 4/15更新
なんの疑いもなく、私の誘導に従い
図書室の隅にある保管室に入るさん
ここは、傷んだ本等を整理する部屋です
普段は、使われる事のないので
めったには人は来ないのですが
念のため、鍵をしておきましょうか
カチリと小さな音が出ますが、さんには聞こえなかったようです
「棚に整理をするの?」
「そうです。まずは、ナンバー順に棚に入れて貰えますか?」
「わかった」
私に背を向け本棚に丁寧に本を置いていくさん
やっぱり……
無防備ですね
まあ、ここには私とアナタしかいませんから
警戒されても困るんですが
でも、少しだけ天然なアナタは、他の男の人でもそのような態度ではないんでしょうか?
やはり
お仕置きが必要ですね
私という彼氏がいるんですから
むやみやたらと無防備になるのは
危険ということを理解してもらわないと
いけないですね。